UbuntuでもMacOSでもインストールが上手く行かない時がある.個別には丁寧に見ていくしかないが,一般的にその時に注意することを挙げておく.
- ターミナルをすぐに閉じてはいけない.
ターミナルには履歴機能がある.右端のスクロールバーを上げていけば, 画面の上に流れたメッセージを辿ることができる
- エラーメッセージをよく読む.
インストール中やコマンド実行中のエラーなら,必ずエラーメッセージが出る.メッセージには必ず意味がある.「意味不明のメッセージ」なんてない.
ほとんどは英語だが単語がわかれば中学レベルなので,嫌がらずに読むこと
- メモ帳などにエラーメッセージをメモする.
そのエラーが起きる直前に入力したコマンドも記録する.入力コマンドを覚えてなければ,ターミナルをスクロールして探す.このメモを頼りに,同じか類似したエラーメッセージについてweb検索する.単純な打鍵ミスなら多くの場合"Command not found."といったメッセージが出る.何度か同じエラーメッセージが出たら,似たようなミスをしていないか,確認する.
どうしてもうまく行かない場合,WindowsならUbuntuをアンインストールし,再インストールする方法もある.※MacOSはそうはいかない
参照:WSL2の初期化とアンインストール方法 - ari23の研究ノート
このようなプロセスを繰り返すことで,操作に対する「スキル」が上がっていくだろう.エラーメッセージは気持ちいいものではないが,問題解決の最大のヒントである.エラーが沢山でたからといってパニックにならず冷静に,一つ一つ丁寧に調べよう.
◆ヘルプ◆
わからなければ,本実習の質問チャネルに書き込む.ただし,PC本体やOSそのもののトラブルという可能性もある.
瀬田学舎 1号館 443室のBYOD相談室にいけば,困ったことにいろいろと教えていただける.